何よりものをいうのがドルの現金。普通の都市では正規ではないながらひそかに流通しています。でも基本は現地通貨のヘアル。レートは毎日動きますから必要な分だけ両替、身の安全のためにも余分な金銭は持ち歩かないことが原則です。
市中の両替所、公認の旅行代理店、銀行、ホテル、また日系のおみやげ店などでも扱っています。レートはどこが高いとも低いとも言いがたいけれど、また違うことも確か。差のでたところで大きな違いはないので、神経質にならないで便利さを優先した方が得。また必要な分だけ少額ずつといっても、あまり小額の紙幣は受け付けてくれなかったり、レートが低くなったりという奇妙な現象が起こることもあります。
ブラジルには公定レート(商業ドル)、ツーリストレート、ブラック(闇)レートの3つの為替レートが公然と存在します。一般に人々の間で機能しているのはパラレーロといわれるブラックレート。ただし銀行ではパスポート提示のうえ、ツーリストレートが適用されます(先ほど述べたがそんなに違いは生じない)。その日のレートが出るのは朝11時頃。
これはブラジルでは相当厄介。市中で両替する場合レートが低いうえ、銀行によって受付けたり受付けなかったり、また発行銀行によっては取扱が複雑をきわめることも。銀行ではさすが世界の常識にのっとり、レートは現金よりもいいものの、結局手数料が引かれると納得のいかないものになってしまいます。結論としてドルの現金が一番割がよく融通がきいて便利なのです。
銀行の営業時間は、月~金曜10:00~16:00。外為の扱いは昼前後に時間を限る店もあります。手数料は各銀行まかせで統一されていません。両替には公式な証明書がつきますが、パスポートの提示が義務づけられます。
ホテルや空港のポーターには、荷物1個につきUS$0.50程度、メイドにも1泊毎に同額を置く。レストランでは勘定にサービス料が含まれていることが多いが、普通釣銭はそのままボーイに残す。タクシーでは不要だが、待たせたときなどは料金に若干加えて支払う。チップは自分が受けたサービスに対するお礼として、あまり神経質にならず自然に渡せばよい。